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未明に夜行列車を降り立ち、穂高町のわさび田に歩き着く頃にはだいぶ明るくなったものの霧雨が降り始めました。突然現れたわさび田は、眠気まなこにも清冽そのものでした。「自分なりの絵が描けた」と感じた最初の絵です。